子育て

わが家の幼稚園選び*重視したポイントと入園を決めるきっかけになった出来事

yuika

30代専業主婦。1歳と3歳の男の子ママ。
無印などシンプルなインテリアが好き◎
家づくりや日々の子育てのこと、育児グッズレビューも書いています。

こんにちは、yuika(@yuikabob)です。
秋といえば…幼稚園願書提出の時期!
わが家も先日無事に願書を提出してきました。
幼稚園の見学も何箇所か行ったけど、どこも良く見えちゃったりそもそも何を基準に幼稚園を選べばいいかわからなかったり、本当に悩みに悩みました。
何を重視するかは人それぞれだと思いますが、幼稚園について考えたり、夫婦で話し合う中で、改めて子育てについて大切にしたいことを考えるきっかけになったので、記録に残したいと思います。

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わが家が候補にした幼稚園は3つ

今の家に引っ越してから3年、知り合いもいずに情報も全くない状態でしたが、支援センターに通ったりするなかで少しずつ顔見知りができ、自然と幼稚園についてのことも知る機会が増えていきました。

そんな中でわが家が候補にした幼稚園は3つ。

A園

  • ザ・お勉強系でしっかりとしたカリキュラムに沿って過ごす幼稚園
  • 読み書きはもちろん算数、英語、体育、音楽いろいろなことが経験できる
  • 園庭は狭め
  • ほぼ自由時間なし
  • 特に体操に力を入れていてかなり身体が鍛えられる

B園

  • いわゆる普通の幼稚園
  • 読み書き等のカリキュラムもあり、ほどよく遊びもある
  • 園庭は十分な広さ

C園

  • 超のびのび型の園
  • 外遊び、自由時間多め
  • 読み書き、ピアニカなどの決まった時間はなし
  • 子どもの自主性を尊重し決まったカリキュラムは少ない
  • 園庭がとても広い

それぞれの園の感想

A園

まずA園については、近所でも人気の園らしくかなりしっかりとしたカリキュラムが特徴でした。
3つの園に見学に行きましたが、やっぱりここの園児さんが1番しっかりしていて。
すれ違うと挨拶してくれたり、朝一番に先生に宿題?計算問題の丸付けをそれぞれしてもらっていたのが印象的でした。
まるで小学校みたいな。結構衝撃でした。
読み書きはもちろん、水泳、体操、英語、音楽とかなりのハードスケジュール。
特に体操には力を入れていることで有名だそうで、元々息子に体操を習わせたいと思っていたわが家には合っているのかなと思っていました。
ただ残念だったのが園庭が狭かったこと。
やっぱりのびのびした環境で遊んでほしかったので、この点がネックでした。

B園

B園は、良くも悪くも本当にザ・幼稚園って感じで。
園舎も園庭も、ああ幼稚園ってこんな感じだよねというイメージ通りというか。
先生も若い先生からベテランの先生までいて、子どもたちも元気で、カリキュラムもあり遊びもあり。
1番安心感のある園でした。

C園

そしてC園はまたかなり特徴的な園で。
とても自由でのびのびとした幼稚園でした。
カリキュラムもほぼなく、午前中から自由に園庭で遊んでいる子どもたちがたくさん。
読み書きの時間、ピアニカの時間、など決まったことをする時間は少なく、子どもたちの自主性を尊重し興味のあることに取り組む、ということを大切にしている園でした。
見学に行ったときの子ども達も自由な感じで、特に積極的に挨拶をするわけでもなく、本当に自然体。
園舎も開放的な作りで、園庭もとても広く楽しそうな遊具がたくさん。
先生達もゆったり余裕をもって子どもたちに接しているように見えました。

お勉強園か、のびのび過ごせる園か

幼稚園について考え始めた当初は、読み書きや英語などやるに越したことはない!と思っていました。
ホームページや口コミを見て、「○○ができるようになります」と書いてあるとすごく魅力的に思えて。
やっぱりいろんなこと経験させてあげたいし、勉強を早いうちからさせてもらえるのはありがたいと思ったのですが…。
幼稚園の先生をしている友人と話してから、その考えが一気に変わりました。
その友人が言っていたのが、「読み書きができる、計算ができるなどは目に見えてわかりやすいけど、本当に大切なのは目には見えない心の成長」ということで。
○○ができる、できないは「やったことがあるか、ないか」の違いが大きく、できない子もやったことがないだけで、始める時期が早いか遅いかの違いだけ

だから知識をつめることをそんなに気にする必要はなくて、それ以外にもお友達に優しくできるとか、自分の意見をしっかり言えるとか、そういった情緒面での成長もとても大切なんだよということを教えてもらいました。

それを聞いたときは本当に目から鱗というか、考え方が一気に変わって。
息子にとって何が本当に必要か、どこだったら息子が成長できるのか、子育てで大切にしたいことは何なのかを真剣に考えるようになりました。

そんなとき、たまたま読んだのが有名な子育て本、佐々木正美さんの「子どもへのまなざし」で。


うろ覚えなのですが、「勉強は大人になってからでもできるけれど、遊びは大人になってから取り戻すことはできない」というようなことが書いてありました。
幼児期に「遊び」を追求することがいかに大切か、「遊び」の重要性が書かれていて、この本を読んだことで改めて幼稚園選びでも「遊び」の時間を重視したいと思うようになりました。

きっかけになった2歳児クラス

幼稚園選びで大きな気づきがあったのが、お試しで通っていた未就学児クラスでの息子の姿でした。
その時はまだ幼稚園についてほとんど情報もなく、なんとなくママ友に勧められてB園の2歳児クラスに通うことに。
週に1度、親子で歌ったり制作したり、1時間ほどの簡単なクラスでしたがやっぱり同い年の子と一緒に過ごすことで見えてくるものがいろいろあって。
息子は3月生まれということもあり、周りの子に比べると小さいし、発達面でも遅れがある部分も多いのですが…。
それでもみんなと一緒に同じことをするということが息子にとってあまり向いていないんじゃないかと思う場面が多くありました。

例えばみんなが一緒に歌っているときに部屋中をぐるぐる駆け回っていたり(笑)
と思えば端っこでひたすら鉄棒にぶら下がっていたり…。
なんていうかとにかく息子は「自由」でした。

特に印象に残っているのが、楽器で遊ぶときのこと。
息子は初めて見る楽器に興味津々だったのですが、そこから音楽に合わせてみんなで一緒に演奏しましょう、という時間になって。
もちろん音をみんなでひとつに揃える、先生の合図で演奏してみる、というのもとても大事だとは思うのですが、自分の好きなように楽器を触りたかった息子に、なかば強制するような形でやらせてしまったことにわたしの中でもやもやが残って。
もっと自由に、自分の興味のままにやらせてあげたかったなと後悔しました。

息子はもともと小さい頃から一人で集中して遊ぶことが多く、わたしがいなくてもずーーっと車を並べたり動かしたり、もくもくとシールを貼っていたり、割と一人遊びが得意な子でした。
何かに熱中した時の集中力がすごく、好奇心も旺盛だったのでこの「集中する時間」を増やしてあげたい、好きなものにとことん熱中する経験をさせてあげたいと思うようになりました。

入園を決めたC園

結果、夫婦で話し合い息子をC園に入れることに決めました。

ひとつはやっぱり「遊び」を重視したいということ。
お勉強よりも、幼児期にはとことん遊ぶ、興味のあることに熱中することが大切、という考えになったこと。

そして息子自身の性格

  • 気になるものに自分からぐいぐいいくタイプ
  • 興味のあることにはとことん集中
  • とにかく活発で身体を動かすのが大好き

この性格からしても、きっと自由な園の方が「好き」を追求できて、息子の成長に繋がるんじゃないか。
そして広い園庭で思う存分遊んで楽しい園生活が送れるんじゃないか。と考えて決めました。

幼稚園を選ぶうえで、改めてどんな子に育ってほしいか、何を大切に子育てしたいかをすごく考えたのですが…。
「みんなで同じことをする」よりも、主体的に物事に関わっていくことだったり、創造力だったり、そういう「個性」を大切にしたいなという思いがあって。
多分これは私自身の性格や価値観によるところも大きいのかなとも思うのですが…人と同じ事をするよりも、息子にしかない良さを伸ばしたい、それがわたしの理想の子育てかなと思っています。

正直これで間違ってなかったか、本当に息子にとってベストな選択なのかすごく不安もあって。
読み書きができなくて小学校入って困るんじゃないかとか、ただ遊ぶだけで3年間終わるんじゃないかとか。
不安を挙げればキリがないけど、願書を出したあと、本当に楽しそうに園庭で遊ぶ息子の姿を見て、「ああこれで良かったんだ」と思うことができました。
きっと実際に入園してみるまでわからないことも多いと思うけど、息子が楽しんで通えることは間違いないと思うので、この選択で良かったと今は考えています。

子どもの性格に合った幼稚園選び

今回わが家は悩んで悩んでのびのび過ごせるC園に決めましたが、「良い幼稚園」の基準って本当に子どもの性格や価値観によるところが大きいよなあと感じました。
息子の場合は自分から積極的にぐいぐいいけるタイプだから自由が多くてもいいけど、控えめな子だったらカリキュラムでいろいろ経験させてもらえる方が良いかなとか、
コツコツ机に向かって作業するのが好きな子だったらお勉強重視の園がいいのかなとか。
周りのお友達を見ていても本当に性格は全然違うから、優先順位は人それぞれだし、その子にあった幼稚園に入れたらそれが1番だなと思いました。

わが家がひとつやっていて良かったと思うのは、やっぱり2歳児クラスに通っていたこと。
幼稚園という未知の世界を知るきっかけにもなったし、そこを基準に他園を比較することもできた。
そして何より、同い年の子たちと共に過ごすことで改めて息子の個性、集団の中での過ごし方を知ることができました。
息子ひとりだけ見ていると当たり前だと思っていたことも、お友達と比べることで「これってこの子の性格だったんだ」と気づくことがあって。
本当にいろいろな人と関わっていくことって大切だなと思います。

あとひとつ言いたい…2歳や3歳で6歳まで通う幼稚園決めるの難しすぎない??(笑)
正直まだまだ赤ちゃん(と思ってる)子どもの一生を左右するかもしれない決断をするの、難しすぎる~~~!
2歳の息子の様子と、5歳のときの様子じゃまた全然違うだろうし…。
プレに通わせることを考えるとまた更に決断の時期も早くなってくるし(^^;)
でも息子にとって少しでも、この選択が良いものになることを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました*

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